FRPロッドコンポーズ™テンションメンバー
一般的な引抜成形法のほかに、当社独自の被覆引抜成形法により製造した繊維強化プラスチック(FRP)ロッド「コンポーズテンションメンバー」。被覆引抜成形法ではガラスやアラミド繊維などを用いたFRPと熱可塑性の被覆樹脂を一体成形しており、FRP層と被覆樹脂が強力に密着しています。このためFRPと外部被覆との高い密着性を確保することができます。主に光通信ケーブル用のテンションメンバー(抗張力体)として光ドロップケーブルやインドアケーブル、ルースチューブタイプケーブル、OPGW向けなどで広く利用されています。これ以外にもFAケーブル、海底探査用のアンビリカルケーブル等で実績があります。また、金属パイプや光ファイバー、メタルケーブルなどをFRP内部に複合化することも可能です。
特徴
- 丸形状ではFRP径Φ0.4~11.0mmで高い真円性、外径寸法精度を実現します。
- 被覆樹脂あり、なしの2タイプがあります。
- 形状は丸形以外に矩形など異形状も可能です。
- ガラス繊維やアラミド繊維の他に、航空機や自動車分野などで注目を浴びている炭素繊維やPBO、液晶ポリマー、ポリエステルなど各種繊維に対応可能です。